8月21日、NHKクローズアップ現代で時間の関係から伝えきれなかったことをポイントのみメモにしてみました。
・人間は完璧ではない。いくらルールを作って規制しても、それを守らない人たちは必ずいる。そのことを忘れてはいけない。
・その前提に立った上で、何ができるか考える必要がある。
・その意味で、確かに不平等な条約ではあるかもしれないが、少なくとも核兵器を持つ国を9カ国に押さえ込むことができているNPTは引き続き重要。会議の成果文書の有無は関係ない。それに一喜一憂しないことが重要。
詳しくはこちら↓から。
・「へいわ創造機構ひろしま」が非常に素晴らしい取り組みを行っている。「ポストSDGs」として、SDGsの後の国連のアジェンダに核兵器廃絶の問題を入れ込んで、核軍縮や安全保障の専門家だけではなく、環境問題や、人権、経済の専門家、一般市民皆を巻き込んで、「国対国」ではなく、みんなで考えていきましょうという取り組み。
詳しくはこちら↓から。
・この取り組みは、国連に問題を解決してもらおうというものではない。国連の掲げるアジェンダに核廃絶入れ込むことで、まさにSDGsがそうであったように、専門家だけではなく、広く一般の人たちが核廃絶の問題を自分ごととして考えるきっかけを作るためのもの。
・核兵器廃絶を実現するためには、たとえ時間はかかっても、現実的な視点にたって、私たち一人ひとりが、何をすべきか考えていくことが重要。
8/15の日経新聞オピニオン欄に掲載された「終戦の日に考えたい寛容」という記事の中で、東京女子大学の森本学長が、「民主主義国家は賢い光の子でありたい」と述べたことが紹介されていました(神学者のニーバーが1994年の著書で、民主主義を光の子に、権威主義を闇の子に見立て、光の子は欲望や野心といった力を過小評価して愚かになり、闇の子の台頭を許したと論じていることを捕まえての言葉です)。
人間は愚かな生き物だとは思いますが、それでもできるだけ賢くありたいと願うものです。
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